ダバオってどんなところ?
暮らしやすい気候

ダバオはフィリピン南部に位置するミンダナオ島の都市です。マニラ・セブに次ぐ第3の都市と呼ばれています。日本からの直行便はなく、マニラまたはセブを経由するという形になります。
ダバオ市の面積は東京都の約2倍の2,400㎢。
世界でも最大級の行政地域を誇っていますが、多くの人が住む都市とは言いながらもどこかのんびりとした雰囲気の残る街です。
20世紀初頭に多くの日本人が移民としてダバオに行ったことから、現在でも多くの日系人が住んでいる地域でもあります。
年間を通じて比較的天候が安定し、気温や湿度の変化があまりなく非常に住みやすい地域と言うこともあり、日本からも定年後をフィリピンで過ごそうと考える人たちの移住候補地として人気があります。
また、近年はフィリピン屈指の経済成長を遂げており、マニラ首都圏やセブ都市圏に比べて、開発余地が大きいダバオは、不動産投資先としても注目度が高まっている成長性の高いエリアとなっています。
住みやすい街

ダバオでは都市全体が禁煙になっているため、空気もよく、生活するのに適した都市です。
さらに、世界保健機構(WHO)による飲料水の水質評価で、ダバオはスイスに次ぐ世界第2位に選ばれているなど、世界的に見ても水質が良い都市でもあります。
条例が厳しく、タバコのポイ捨てなど厳格に禁止されています。こうしたことも治安の良さに貢献しているのかもしれません。
第3の都市としての利便性、治安のよさ、美しい自然を併せ持つダバオは、2008年フィリピン観光省によって
「最も住みやすい都市」として認定されています。
ダバオは国内屈指の高成長エリア
成長著しいフィリピンの中でも、近年、際立った勢いを見せているダバオ。
フィリピン統計庁が発表した2014年の域内総生産(地域別GDP)成長率で、ダバオは前年比+9.4%とフィリピン全体(+6.1%)を大きく上回り、地域別で最大の伸びとなるなど、成長著しいフィリピンの中でも際立った勢いを見せています。そのけん引役となっているのが、ビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)産業です。
現在、ダバオではIT産業の集積地となることを目指した「シリコン・ガルフ」構想の下、ITパークの整備や関連企業の誘致が進められています。豊富な労働力を低コストに獲得でき、インフラや治安も良好なダバオは、マニラやセブに続く次世代のBPO中心地として注目されており、アメリカのサザーランド・グローバル・サービシズやフランスのテレパフォーマンスなど、大手BPO企業の進出が相次いでいます。
経済活性化で市民の購買力は上昇傾向にあり、外国人駐在員の流入も拡大していくと予想される中、都市としての魅力を高めるための再開発プロジェクトも多く進行しています。マニラやセブに比べて開発余地が大きいダバオは、不動産市場においても成長性の高いエリアとなっています。
ダバオでの買い物
ダバオには、いくつかのショッピングモールがあり、買い物には困りません。
その中の何店かを紹介します。
アブリーザ

2011年の5月にオープンして以来、さまざまなブランドが次々とやってくるAbreeza(アブリーザ)モール。
もちろん店内もとてもキレイで、優雅にお買い物をするのにはピッタリなショッピングモールです。
このモールは複合モールで百貨店・スーパーマーケット・劇場・多様なレストラン・ゲームセンター・フードコート・衣料品・化粧品・電化製品・携帯販売店・書店・薬局などたくさんの店があります。
2階には両替所があり、レートもよく両替時パスポートや身分証明書の提出もしなくてよいので、おすすめの両替所です。
住所:J.P. Laurel Avenue, Bajada, Davao City
SM ラナンプレミア

2012年オープンとわりと新しく、ショッピングモールの中でも最大級の面積を誇るのがここ「SMラナン」。
キレイで、店舗やレストランの内容も充実しており、「Premier」という名前が付くほどなので、他のモールと比べても一味違うおススメのショッピングモールです。
こちらも複合モールで、スーパーマーケット・劇場・多様なレストラン・娯楽室・ACEハードウェアショップ・衣料品・化粧品・電化製品・携帯売り場・ファーストフード店・書店などたくさんのお店があります。
住所:J.P. Laurel Avenue, Lanang, Davao City
ガイサノモール

ガイサノモールは通称G Mallと呼ばれていて歴史古い(1999年オープン)ショッピングモールです。
ガイサノモールの最大の利点は、他のショッピングモールに比べて低価格、さらにと頻繁に割引イベントをしています。
ダバオ庶民たちに慕われている庶民派モールです。
そしてダバオで入手困難なものは、まずガイサノモールで探してくださいという言葉があるほど、 様々なアイテムを用意しているショッピングモールでも有名です。
住所:J.P.Laurel Avenue,Bajada,Davao City
ダバオの見どころ
新鮮な果物

フルーツ天国のダバオ。
様々なフルーツを食することが出来ます。
特にフルーツの王者「ドリアン」はフィリピン生産高第1位! 新鮮なドリアンはそれほど臭くなく濃厚な甘さを味わえます。
そのほか、フィリピンバナナやパイナップル、マンゴー、ポメロ、マンゴスチン、パパイヤなど、日本では馴染み深いものから珍しいフルーツまで楽しめます。
それらの多くが、ダバオのあるミンダナオ地方で栽培されています。
大自然が共存
アポ山 
フィリピンの最高峰、高さ2,914メートルというアポ山はフィリピンだけでなく世界各国から登山愛好家が訪れる山です。
ルート次第ですが、登頂には4〜5日かかります。軽いトレッキングだと2日ほど。手つかずの自然が広がっているので、登るなら現地ガイドを雇うなどしっかり準備して臨みましょう!
海だけでなく、山派な人も楽しめるのはダバオの魅力のひとつ!
国立公園に指定されており、登山だけでなくフィリピンイーグルをはじめ様々な野鳥が生息しています。
エデンネーチャーパーク
ダバオ郊外の海抜900m程にある「エデンネーチャーパーク」はその名の通り、自然がいっぱいのエコリゾートです。
面積が80ヘクタールと広大な面積を誇り、東京ディズニーランドとディズーニーシーを足した面積(100ヘクタール)よりも少し狭い程度で、楽しみ甲斐のある広さです。
豊かな自然と一体化するようなロッジやコテージがあるので、ここで宿泊をして自然を満喫するのも良し。 園内にはたくさんの農園があり、オーガニック栽培や水耕栽培と言った最新の技術が用いられています。
栽培技術を確立する際に日本からの技術援助を受けており、その縁もあり日本のキュウリやトマトといったようなあまりフィリピンでは食べることのできないような、みずみずしい野菜を楽しむことも出来ます。
